サントリー美術館で「鳥獣戯画」の展覧会-ワークショップも開催

写真=国宝《鳥獣人物戯画絵巻 甲巻》(部分)平安時代(12世紀)高山寺蔵

写真=国宝《鳥獣人物戯画絵巻 甲巻》(部分)平安時代(12世紀)高山寺蔵

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 サントリー美術館(港区赤坂9)は11月3日より、開館記念特別展「鳥獣戯画がやってきた!―国宝『鳥獣人物戯画絵巻』の全貌―」展を開催する。

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 同展は、京都・栂尾(とがのお)の高山寺に所蔵される「鳥獣戯画」(鳥獣人物戯画絵巻)4巻を中心に、分蔵される断簡、模本類もあわせて展示し、「鳥獣戯画」の全貌を紹介するもの。鳥獣戯画はウサギやカエルなどの動物たちの自由闊達な様子を筆線で描き出した作品。「鳥獣人物戯画絵巻」は、甲巻・乙巻・丙巻・丁巻で構成されている。

 展示構成は2部に分けて展開。「鳥獣戯画のすべて」では、絵巻の一部とされる断簡や、絵巻には出てこない場面が含まれている後世の模本もあわせて展示し、「鳥獣戯画」の全貌を見ることができる。「鳥獣戯画の系譜」では、「鳥獣戯画」の特色とされる「白描」(墨の線のみで描かれる手法)の作品と、ユーモアあふれる戯画の作品群、同館所蔵の絵巻を中心に、「鳥獣戯画」の甲巻のように擬人化され、表情豊かな動物たちが登場する御伽草子の作品を展示する。

 入館料は一般=1,300円ほか。開館時間は日曜・月曜=10時~18時、水曜~土曜=10時~20時(11月3日と23日は20時まで)。火曜休館。12月16日まで。会期中には「鳥獣戯画でオリジナル絵巻を作ろう!」「鳥獣戯画の模写に挑戦!」「墨を作る にぎり墨にチャレンジ!」などのワークショップも開催する。

サントリー美術館

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