日本を代表するメークアップアーティストで昨年末に他界した故・植村秀さんが創設したコスメティックブランド「shu uemura（シュウ ウエムラ）」の展覧会が6月20日より、森アーツセンターギャラリー（港区六本木6）で開催される。

　ハリウッドでメークアップアーティストとして活躍した植村さんは1983年の自身の誕生日（6月19日）、本格的なメークアップスペース「シュウ ウエムラ ビューティ ブティック」（現在の表参道本店）をオープンした。「シュウ ウエムラ」ブランドはその後、パリをはじめ世界中に拡大。現在では、グローバルブランドに成長した。

　展覧会は、ブティックのオープン25周年を記念して開催される。植村さんの世界観を再現した展示構成で、ブランドが有名になるきっかけの1つとなったクレンジングオイルなどの製品や、メークアップの道具などの展示に始まり、マスクを使ったメークアップのプレゼンテーションや、ヴィクター&ロルフなど様々なアーティストとのコラボレーションで生まれた作品を展示する。開催時間は10時～20時。入館料は一般1,000円ほか。会期中無休。7月6日まで。

　展覧会開幕に先駆けて19日夜に開催されたオープニングイベントでは、同ブランドを代表する4人のメークアップアーティストによるショーを開催した。都心を見下ろす六本木ヒルズ展望台に特設ステージを設け、4人のモデルが順番に登場、まつげを花に見立てたアイメークや、黒を基調にした悪魔のようなメークなど個性的な作品を即興で披露した。

　広域六本木圏内では、東京ミッドタウン（赤坂9）内で、植村さんのプロデュースによるカフェやエステティックサロンなどの美容複合施設「シュウ サンクチュアリ」が営業する。

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