国立新美術館で現代アート作家7人の作品展-学芸スタッフが推薦

O JUN 《3m》2006-2007年 顔料、岩絵具、グアッシュ/紙 撮影:山田新治郎
©O JUN Courtesy Mizuma Art Gallery

O JUN 《3m》2006-2007年 顔料、岩絵具、グアッシュ/紙 撮影:山田新治郎 ©O JUN Courtesy Mizuma Art Gallery

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 国立新美術館(港区六本木7)で3月3日、現代アート作家7人の作品を紹介する「アーティスト・ファイル2010-現代の作家たち」展が始まった。

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 同展は、同館の学芸スタッフが注目する現代アート作家を取り上げ、それぞれを個展形式で紹介する展覧会。3回目となる今年は、国内外で活動する30~50代の幅広い年齢層から、絵画、立体、映像、インスタレーションなど、それぞれ独自の表現スタイルを持つ作家7人を選んだ。

 出展作家は、言葉や文字、詩作などのほか本や文房具を素材とした作品によって独自の表現世界を紡ぐ福田尚代さん、線描によって抽象絵画を描き、それを映像作品にする石田尚志さん、不可思議で幻想的なイメージに満ちた絵画を描く桑久保徹さん、彫刻、写真やインスタレーションなどを手がけ、映像を組み合わせて作品を制作するオランダの作家アーノウト・ミックさん、土からシャープで無機的な形を作り出す陶芸作家の南野馨さん、画材や技法を変えながら平面作品を制作するO JUNさん、見えるものの形を「粒」によって表現する斎藤ちさとさん。

 期間中、アーティスト・トークとしてアーノウト・ミックさん(3月5日18時~19時)、桑久保徹さん(同21日14時~15時)、南野馨さん、O JUNさん(同27日19時~20時30分)、福田尚代さん(4月3日14時~15時)、石田尚志さん(同10日14時~15時)を予定。3月20日には斎藤ちさとさんがアーティスト・ワークショップを開く。

 開館時間は10時~18時(金曜は20時まで。3月27日は「六本木アートナイト」開催のため22時まで)。火曜休館。入場料は一般当日1,000円ほか。5月5日まで(5月4日は開館)。

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