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麻布十番に和食店「やさい家めい」-野菜の土鍋料理を中心に

中央には土鍋を置くこともあり大きめのカウンターテーブルを配した。

中央には土鍋を置くこともあり大きめのカウンターテーブルを配した。

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 麻布十番に9月17日、野菜を中心とした和食店「やさい家めい」(港区麻布十番1、TEL 03-6804-3655)がオープンした。

野菜のディスプレーから水蒸気が噴き出す演出も

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 同店は、イートウォーク(目黒区)が経営する12店舗目。六本木エリアでは「焼きの匠 KOTATSU」「VEGETABLE HOUSE yasaiya Mei」「AWkitchen 10」に次いで4店舗目。「やさい家めい」の路面店としては初となる。

 店舗面積は45坪で、席数は個室1室を含めた45席。中央にオープンキッチンを囲む大きなカウンター席を設け、テーブルやいすは天然素材を使用。自然界にある色味でまとめ、居心地の良さを演出しているという。

 看板メニューは長谷製陶(三重県)の土鍋を使った蒸し料理「農園アグリフォンデュ」(2~3人分2,800円)。現在はカボチャ、サツマイモ(なると金時)など8~10種類の季節野菜を、トロトロになった十勝のカマンベールチーズにつけて食べる。「長谷製陶の土鍋は呼吸をする。余熱で調理すると野菜本来の甘味がグッと引き出されて野菜の力に驚かされる」と店長の永井拓朗さん。

 渡邉明社長が日本各地の農園で出合ったものを、どう調理すれば最もおいしいか――という発想からレシピが生まれるという。料理長の本田祐三さんが「焼きの匠 KOTATSU」にいた経験から、同店で人気だった炭火焼きメニューも提供する。シイタケにつくねを詰めて焼く「たぬき」(1,000円)や、油揚げに大粒納豆を詰めて焦がしじょうゆで焼いた「きつね」(700円)、「焼きナスおろしポン酢」(600円)、「ネギ鴨焼き」(1,200円)など。

 そのほかの「人気」メニューは、南高梅をみつに漬けて揚げる「梅干し天ぷら」(700円)、鍋底に残った最後の大根が煮汁をたっぷり含んでおいしいことから「忘れさられたなべ底大根」(1,200円)、グツグツ炊かれた状態で出される「土鍋パクチー炊きギョーザ」(1,200円)など。ご飯では、「ホクホク!いも栗ごはん」(1合1,400円)、「16穀米のあすなろ卵かけごはん」(1合1,000円)を用意するほか、甘味に「なると金時土鍋プリン」(700円)なども。

 ドリンクは、アメリカ各州のワイン(ボトル4,500円~)を充実させたほか、ビール、焼酎、日本酒、サワー各種をそろえる。

 カウンター席を広くとっていることから、「仕事帰りの1人客も多く立寄る」という同店。「いい野菜が入ったときは特別メニューとして登場するので、楽しみにしてほしい」と永井さん。

 営業時間は17時~翌4時。

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