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サントリー美術館で「マイセン磁器の300年」展-日独交流150周年で

象の大燭台、原型マックス・エッサー、原型・製造1924年、国立マイセン磁器美術館所蔵

象の大燭台、原型マックス・エッサー、原型・製造1924年、国立マイセン磁器美術館所蔵

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 サントリー美術館(港区赤坂9、TEL 03-3479-8600)で1月8日から、日独交流150周年を記念して「マイセン磁器の300年」展が開催される。

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 西洋で最も歴史ある硬質磁器である「マイセン」が誕生したのは1710年。中国からヨーロッパへと伝わった磁器に魅せられたザクセン選帝侯兼ポーランド王のアウグスト強王が磁器の製法の解明を命じ、マイセンに王立磁器製作所が生まれた。

 それ以降、マイセンの磁器は東洋とは異なる独自の進歩を遂げる。今回の展覧会では、マイセンの300年にわたる歴史を5つの時期に分け、それぞれの時代を代表する作品約160件を展示して、文化遺産としての磁器の存在を浮き彫りにする。

 今年は日本とドイツ(当時のプロイセン)が修好・通商・航海条約を結んだ1861年から150年目に当たることから、同展にはドイツの国立マイセン美術館が全面協力した。

 今月29日には、展覧会関連プログラムとして美術史家池田まゆみさんによる記念講演会「白き炎の芸術-マイセン」も予定する。

 開館時間は10時~20時(日曜・月曜・祝日は18時まで)。火曜休館。入館料は、一般=1,300円、大学・高校生=1,000円。3月6日まで。

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