東京タワー頂上部の曲がったアンテナ、緊急調査で安全性確認

東京タワーの変形したアンテナ

東京タワーの変形したアンテナ

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 東北地方太平洋沖地震でタワー頂上部のアンテナが変形したことによって東京タワー(港区芝公園4、TEL 03-3433-5111)は現在、安全点検のため休館し、節電のためライトアップも中止している。

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 地震の影響で曲がってしまったアンテナ(スーパーターン)支柱の調査を行ったところ、最上部から8メートル下の2段目と3段目のアンテナの間に1カ所、変形している部分が発見された。

 その個所は通常、NHKの総合テレビと教育テレビのアナログ放送の電波を発射している部分。同総務部は「塔体の安全性に問題はないが、これ以上の変形防止のため、部材調達など準備が整い次第、補強工事を行う」とし、「変形個所を除いて、塔体のその他の個所は一切の異常はない」と安全性を確認している。

 地震発生後から、安全確認や調査などにより休館中の同施設だが、営業を休むのは1989年の「大喪の礼」以来。日没から深夜24時まで点灯するライトアップも節電のために中止しており、イベントなどでの消灯以外では同じく1989年以来だという。

 今月17日から営業・ライトアップを再開する予定だが、同企画部の澤田健さんは「17日を目指しているが、状況によって延びる可能性もある」と話す。12日から開幕予定だった「大恐竜展」も17日以降に延期した。

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