見る・遊ぶ

森美術館で現代美術家・田口行弘さん個展-若手応援プロジェクトの一環で

「モーメント・パフォーマティブス・シュパチィーレン」 2008年 映像/インスタレーション クロイツベルグ、ベルリン 撮影:田口行弘

「モーメント・パフォーマティブス・シュパチィーレン」 2008年 映像/インスタレーション クロイツベルグ、ベルリン 撮影:田口行弘

  • 0

  •  

 森美術館(港区六本木6、TEL 03-5777-8600)で現在、若手アーティストを応援するプロジェクトの企画展「MAMプロジェクト014:田口行弘」が開催されている。

[広告]

 世界各国の若手アーティストを応援しようと2004年から始まった同プロジェクトは今回で14回目を迎える。

 田口さんはベルリンを拠点に世界で活躍する現代美術家で、近年はドローイング、パフォーマンス、アニメーション、インスタレーションが一体となった「パフォーマティブ・インスタレーション」で注目を集めている。
 静止画像をつなげる古典的なアニメーションの手法でありながら、日用品、家具、床板などが躍り出す映像は偶然の産物のように見えながら、田口さんの周到な計画の上で成り立っている。

 同展では、はぎ取られた同館展示室の白い壁が六本木ヒルズ屋外に飛び出し、「遊び心あふれた方法で駆け抜ける」新作「モーメント・パフォーマティブ・ヒルズ」をワーク・イン・プログレスで発表。映像の中で、街の風景と戯れる白い壁はギャラリー内で、日々変化を続けている。

 開館時間は10時~22時(火曜は17時まで)。入館料は、一般=1,500円、学生(高校生・大学生)=1,000円、子ども(4歳~中学生)=500円。8月28日まで。4月16日には、田口さん本人が活動や出品作について紹介するアーティストトークも予定する。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース