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麻布十番に和歌山食材使う「和処 きてら」-なだ万出身料理人がプロデュース

和歌山産のサバを手にする料理長の名地勝弘さん

和歌山産のサバを手にする料理長の名地勝弘さん

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 麻布十番に11月15日、和歌山の食材を使う和食店「和処 きてら」(港区麻布十番3、TEL 03-6809-4867)がオープンした。経営は東亜ドラム油業グループのアコモ(和歌山県有田市)。

気軽に入れるよう通りから店内が見える外観

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 店舗面積は28坪、席数は32席。総合プロデュースに、老舗料亭「なだ万」(千代田区)で修行後、数々のホテルの料理長および「新ばし金田中」(中央区)の料理長経験を持つ佐々木生剛さんを迎え、料理長には佐々木さんの一番弟子である名地勝弘さんを抜てき。本格懐石料理の流れをくみながらも「気軽に入れるカジュアル感を大切にした」という。

 同社社長が農業にはまり、「食の安全と安心を提供したい」と農業を主体とした事業を立ち上げ、知り合いだった佐々木さんと組んだのがきっかけ。使う食材は和歌山産にこだわり、自社が持つ田んぼで収穫された米や、水耕栽培で作る「ちもろニンニク」、「東京で見かけるものとはまったくの別物。フグよりおいしい」(名地さん)という「クエ」を使った鍋料理など、県外に出ることの少ない食材を「美しく繊細に」調理するという。

 ランチメニューは、「焼き魚御膳」(1,200円)、「味楽二段弁当」(2,000円)、昼懐石(3,800円)など。ディナーメニューは、コース(5,000円~)のほか、「風呂吹大根金山寺みそ」(1,200円)、「小鍋仕立てタイのしゃぶしゃぶ」(2,800円)、「タイ飯」(2,000円)などのアラカルトメニュー、炭火カウンターで焼く「和牛ロース野菜巻 アボカド」(1,800円)、「〆サバの炙り焼き」(1,000円)などをそろえる(炭火コース=7,000円~)。

 ドリンクメニューは、和歌山の地酒(一合750円~)のほか、「和食に合う」という日本産のワインと、海外で活躍する日本人醸造家のワイン(グラス=950円、ボトル=4,800円)、ビール(700円)、ウイスキー(800円)、焼酎(750円~)、ソフトドリンク(550円~)など。

 同店では金山寺みそや角長の手作りしょうゆなどをレジ脇に陳列し、販売も行う。

 「食通の多い街にふさわしく手は抜かない。本格的な料理を気軽に食べにきてほしい」と同社関東事業所長の坂口寿仁さん。

 営業時間は、ランチ=11時30分~14時、ディナー=17時30分~23時。火曜定休。

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