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乃木坂のギャラリーで荒川修作さん企画展-作品約20点とビデオ上映

「『養老天命反転地』のためのC.G.」と三鷹天命反転住宅を映したビデオ映像

「『養老天命反転地』のためのC.G.」と三鷹天命反転住宅を映したビデオ映像

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 乃木坂駅近くのギャラリー・アートアンリミテッド(港区南青山1)で6月16日、荒川修作さんとマドリン・ギンズさんの1970年代から1990年代の作品展示とビデオ上映を行う「ARAKAWA + GINS Reversible Destiny to be continued」が始まった。

70年代の「図式絵画(ダイアグラム)」も展示

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 荒川さんは1960年代から前衛芸術家として活躍、1990年代ごろから建築へと舞台を移し、1995年に岐阜県に「養老天命反転地」を完成、2005年には三鷹市に「三鷹天命反転住宅 In Memory of Helen Keller」を完成させた。2010年に亡くなった後も建築作品は注目を集めている。

 同ギャラリー代表の高砂三和子さんは生前の荒川さんと交流があり、現在も「荒川修作+マドリン・ギンズ」作品の管理などを手掛けるABRF(三鷹市)のメンバーとして活動。ギャラリー開設時からその作品を扱い、2008年には荒川さんの初期作品を修復・展示した。作品と修復作業が貴重なものと評価され現在は国立国際美術館(大阪市)に収蔵されている。

 高砂さんは、荒川さんについて「初期は絵画や立体などを制作していたが、そのころから科学に興味があり、芸術を越えて科学や思想などを総合したものが世の中を変えていくという思想を持っていた。養老天命反転地も新たな身体性を見いだすための公園であり、三鷹天命反転住宅もそれをさらに進めてそこで生活することで身体の秘められた可能性を目覚めさせそこから社会を変えていこうと思っていた。真の天才だと思う」と魅力を語る。

 今回展示しているのは、「図式絵画」と呼ばれる1970年代の絵画をはじめ、身体性を追求した1980年代の作品の構想を表現した図、1990年代に養老天命反転地を設計した際のCGなど22点の平面作品と、三鷹天命反転住宅の建設過程などを編集したオリジナルのビデオ映像。高砂さんは「いまも三鷹の見学会などには多くの若い人が訪れる。美術家としての荒川を若い人はあまり知らないので、それを結び付けることができれば」と話す。

 営業時間は13時~19時。日曜・火曜・祝日休廊。入場無料。7月14日まで。

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