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サントリー美術館で「歌舞伎座新開場記念展 歌舞伎 ー江戸の芝居小屋ー」

重要文化財 歌舞伎図巻 二巻のうち下巻(部分) 江戸時代 17世紀 徳川美術館蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom

重要文化財 歌舞伎図巻 二巻のうち下巻(部分) 江戸時代 17世紀 徳川美術館蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom

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 サントリー美術館(港区赤坂9、TEL 03-3470-8600)で2月6日、歌舞伎座の新開場を記念した展示「歌舞伎座新開場記念展 歌舞伎 ー江戸の芝居小屋ー」が始まった。

役者はんじ物 市川團十郎 歌川国貞画 大判錦絵 江戸時代 文化9年(1812) 千葉市美術館蔵

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 現在建て替え工事が進んでいる歌舞伎座(中央区)。隈研吾さんの設計により、歌舞伎座とオフィスタワーから成る複合施設「GINZA KABUKIZA」として、4月2日のオープンを予定する。江戸時代に始まり現在まで息づく歌舞伎は、日本を代表する伝統芸能としてさまざまな変遷を経て発展。大きな特徴の一つに、劇場内で行われる「役者」と「観客」の応酬、そして「役者」と「観客」を結ぶ「劇場」を中心に展開してきた。

 同展では、近世における芝居小屋から、現在へとつながる歌舞伎の劇場空間が成立するまでの歴史を、絵画作品を中心に展示するほか、役者のブロマイドであった役者絵や、役者の愛用品、歌舞伎役者の紋や舞台衣装から影響を受け江戸で流行したファッションなどにも焦点を当て、歌舞伎の発展を支えてきた「役者」と「観客」の姿を浮き彫りにする。

 展示は、会場を第1章「劇場空間の成立」、第2章「歌舞伎の名優たち」、第3章「芝居を支える人々」に分け構成。会期中は、子どもから大人まで学び、体験できるワークショップやトークショーを予定する。館内イベントとして、江戸の芝居小屋を再現した展示室内の特設舞台で、かれんで繊細な女形の舞う歌舞伎舞踏「手習子」(抜粋版)の解説付き公演(2月15日、参加費=500円)など。

 開館時間は10時~18時(金曜・土曜は20時まで、2月10日は20時まで、3月23日は24時まで)。火曜休館。入館料は、一般=1,300円、大学・高校生=1,000円(以上、当日券)。3月31日まで。会期中展示替えあり。

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