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六本木で「イーティングデザイン」講演会-アートナイトと連動

マライエ・フォーゲルサングさん。Photo: Kenji Masunaga (Nacasa & Partners)

マライエ・フォーゲルサングさん。Photo: Kenji Masunaga (Nacasa & Partners)

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 AXISギャラリー(港区六本木5)で4月18日、六本木アートナイトにも参加するデザイナー、マライエ・フォーゲルサングさんによる「eating design(イーティングデザイン)」をテーマにした講演会が開かれる。

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 プロダクトデザイナーだったフォーゲルサングさんは「なぜ人に一番近い食のデザイナーがいないのか?」という疑問から、ケータリングやワークショップを通じた食領域の新しいデザインの試みを開始、「人間が食べること」の意味を問い掛ける「イーティングデザイン」を探求してきた。2008年にはAXISギャラリーで日本初の個展となる「eating+design デザインにできること2」を開催。顔と手だけを出した状態で、サーブされた料理を分け合って食べる「シェアリング・ランチ」などのワークショップも行った。

 今回は同日から開催される六本木アートナイトの企画「『フィード・ラブ』六本木夜楽会(ろくほんもくよらくえ)フードスペシャル」のために来日。同企画では、視覚を奪われた状態で他者から幼いころの記憶を呼び覚ます食品を口に運んでもらい、その後お互いに感情を語り合うというワークショップを予定する。

 講座では、「五感」「化学」「(食)文化」「成長(教育)」「テクニックとマテリアル」「アクション(何ができるか)」「心理学と脳」「社会」の8つのキーワードから成り立つイーティングデザインについて、フォーゲルサングさん自身がレクチャー。同ギャラリーの担当者は「彼女の活動には深いコンセプトやメッセージがあるので、その考え方を知ることが実は重要。彼女の考え方を深く知る機会となるはず」と話す。

 開催時間は19時~20時30分。参加費は1,500円。ホームページからメールで申し込みが必要。

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