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大江戸線六本木駅に「感じる」サイネージ登場-人や電車を感じて動く

通行人に気付いて反応する「PANTENE」のサイネージ広告

通行人に気付いて反応する「PANTENE」のサイネージ広告

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 都営大江戸線六本木駅のホーム内に、人や電車に反応して動く「デジタルサイネージ」が設置され、5月26日からの本格運用を前に実証実験を行っている。

電車に反応し、髪やスカートが揺れ動く「CanCam」のサイネージ広告

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 電通とNEC、東京都交通局が協議して展開する駅ホーム上での新しい広告事業、通称「六本木ホームビジョン」。同駅の上下線ホーム上の柱12本に24面の65インチ縦型のデジタルサイネージを設置し、ジェスチャーでの操作を可能にするシステムや音声センサーなどを活用したインタラクティブな広告表現を可能にした。

 企画を実現したのは電通グループのバーチャル組織「_(UNDER_BAR)」のクリエーティブディレクター・杉友ジョージ壮さん。「デジタルとアナログを融合するサービスやプラットホームを企画開発するチームとして、デジタルサイネージの新しい形や表現を世界に先駆けて実験できるのは意味があり、これからも追求したい」と話す。

 実証実験として、5月25日まではP&Gのヘアケアブランド「PANTENE(パンテーン)」の広告を展開。1番線ホーム2面のサイネージを使い、アーティスト・chayさんが100種類以上の映像と言葉で、通行人に気付いて振り向く仕掛けを施した。同23日から25日までは、同駅2番線ホーム8面のサイネージで、小学館の雑誌「CanCam(キャンキャン)」の広告を展開。まるで電車で起きた風に反応するかのように、モデルの山本美月さんの髪やスカートが揺れ動く「電車連動サイネージ」を実施する。

 スマートフォンとの連動など、今後さまざまなコミュニケーション手法の検討が可能だという。

 実証実験は、いずれも始発から終電まで実施する。

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