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六本木で「打ち水大作戦」-ミッドタウンや六本木交差点で

打ち水をする親子連れなど

打ち水をする親子連れなど

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 東京ミッドタウン(港区赤坂9)や六本木交差点などで二十四節気の「大暑」に当たる7月23日、地元商店会などが参加して「六本木打ち水大作戦」が行われた。

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 東京ミッドタウン、六本木町会、龍土町会、六本木商店街振興組合などの主催で行われた同イベント。2007年から東京ミッドタウンを中心に開催されてきたが、過去2年は雨天中止となり実施されるのは今回が3年ぶり。出陣式で東京ミッドタウンマネジメントの中村康浩社長は「ミッドタウンはオープン当初から地元との共存を掲げ打ち水も実施してきた。今年も六本木にいる方に少しでも涼を感じてもらえれば」とあいさつした。

 出陣式の後、各町会の実施エリアに分かれて打ち水を実施。実施場所は東京ミッドタウン、六本木通りの六本木交差点付近、龍土町美術館通り、星条旗通りで、約130人が参加した。打ち水に使う水は2次利用水を利用するのが原則で、今回は主にミッドタウンが雨水や井戸水の地下貯蔵水を使用した。

 ミッドタウンエリアでは、夏休みということもあり親子連れも数多く参加。子どもたちが元気よく水をまき、地表温度は最大で4度低下した。水がまかれた後には参加者も「風が涼しく感じる」と口々に話し、打ち水の効果を実感していた。

 今年は「打ち水大作戦本部」も主催として参加し、毎年全国で開催されている打ち水大作戦の今年の「開幕打ち水」として実施された。同本部「作戦隊長」の真田武幸さんは「東京23区内の打ち水可能な場所全てで打ち水を行うと、気温が約2度下がるという試算も出ている。打ち水でヒートアイランド現象に対抗しよう」と話した。同本部では現在も打ち水を実施する主催者を全国で募集している。打ち水の予定、登録などは同作戦ホームページで受け付ける。

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