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六本木でデザイン系学生作品展「金の卵」-産学連携プロジェクトなど紹介

展示の様子

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 アクシスギャラリー(港区六本木5)で8月28日、デザインの未来を担う人材を紹介する「第9回 金の卵 オールスターデザインショーケース」が始まった。

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 同展は、参加するデザインスクール(美術系大学や一般大学のデザイン系学科)で選抜された学部の3年生や大学院生の作品や、公募で選ばれた作品、これからの展開が注目される研究室やプロジェクトを紹介する企画。今年は「デザインスクール最前線」をテーマに15の大学の学生の作品28点、注目の研究室とプロジェクトを7つ、「Thank Nature 自然から学ぶ、自然の恵みを活(い)かすデザイン」をテーマとした公募で選ばれた6作品を展示する。

 学生の展示作品は、3Dプリントで制作した山形の伝統的なパターンに和紙を挟むうちわ「やまがたうちわ」(東北芸術工科大学・鈴木完吾さん)、東ティモールの現地調査から無駄になっている豚毛を利用して繰り返し使えるようデザインされた歯ブラシ「PICK」(日本大学・原田真之介さん)、壁にモノや手を近づけるとそれに反応してインタラクティブに変形する「Hello Wall」(情報科学芸術大学院大学・大澤悟さん)など。

 注目のプロジェクトは、インド工科大学ボンベイ校の貧困層の子どもたち向けへの教育支援にゲームを活用するプロジェクトや、東北芸術工科大学とMUJI HOUSEの山形エコハウスの研究成果を生かした産学連携の「縦の家」プロジェクトなど。展示されているゲームは実際に遊ぶこともできる。

 公募作品は、摘まれて廃棄されるチューリップの花びらを絵の具などに活用する「花びらパレット」(富山大学・北村彩華さん)、竹を使用したマイボトル「竹の水筒」(東京造形大学・山口佳子さん)など。

 開催時間は11時~20時。入場無料。9月7日まで。同ビル地下1階のシンポジアでは、学生によるプレゼンテーション(8月30日14時~、9月 2日18時30分~、4日18時30分~)や、マイク・エーブルソンさんによるトークイベント(9月5日18時~19時)を開催する。

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