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六本木ヒルズで「わたしのマーガレット展」-原画400点展示

会場の様子

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 六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリー(港区六本木6)で9月20日から、少女漫画雑誌「マーガレット」「別冊マーガレット」の原画などを展示する企画展「わたしのマーガレット」が開催される。

インタビューに答える池田理代子さん

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 同誌が昨年創刊50周年を迎えたことから企画された同展。「別冊マーガレット」の今井孝昭編集長が「この展示会場そのものが雑誌の50年の歴史とカルチャーそのものを表している」というように、1964(昭和39)年に連載を開始した水野英子さんの「白いトロイカ」から、現在も連載が続く八田鮎子さんの「オオカミ少女と黒王子」まで70作家の原画397点を展示する。

 展示する原画などは時代やジャンルによって10章に分け、第2章では山本鈴美香さんの「エースをねらえ!」や浦野千賀子さんの「アタックNo.1」などの「スポ根」ものをアニメの映像とともに紹介。第5章では紡木たくさんを特集し、「ホットロード」「瞬きもせず」の原画や、現在公開中の映画「ホットロード」で使われたオートバイや衣装を展示する。第7章は少女漫画の核とも言える「恋愛」に焦点を当て、くらもちふさこさんの「いつもポケットにショパン」、いくえみ綾さんの「バラ色の明日」、多田かおるさんの「イタズラなKiss」などを紹介する。第8章は池田理代子さんを特集し、「ベルサイユのばら」「オルフェウスの窓」「おにいさまへ…」の原画に加え、「オスカルとアンドレの等身大立像」も展示する。

 その立像の前でインタビューに応じた池田さんは「等身大でこれだけのものを作っていただいて感動した。40年ぶりに連載を再開してさまざまな変化を感じたが、漫画そのものの地位が全体として上がって文化として見てもらえるようになったのはうれしい」と話す。

 ほかに、会場に入ってすぐの「カレイドスコープシアター」ではキスシーンを中心に名作漫画の恋愛シーンを集めたオリジナル動画を上映。第10章では現在連載中の作家10人がガラスに直接フェルトペンで描いた「恋する屏風(びょうぶ)」を展示する。

 同展スペシャルサポーターで俳優の谷原章介さんは「青春時代からマーガレットや別マを読んでいた。多田かおる先生やくらもちふさこ先生の作品が大好きで夢の様な時間が過ごせた。男の目から見てもなんの違和感もない作品が多いので、一人でも多くの男性に知ってほしい」と呼び掛ける。

 開館時間は10時~20時。入場料は一般1,800円ほか。9月26日と10月6日の閉館後21時までは男性と連れの女性のみが入場できる「HAPPY ★ MAN-DAY」を、10月5日・11日・12日・13日には作家によるサイン会を行う。10月19日まで。

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