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西麻布の「ホテル&レジデンス六本木」がグッドデザイン賞受賞-リノベーションを評価

ホテル&レジデンス六本木

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 西麻布のホテル「ホテル&レジデンス六本木」が10月1日、「グッドデザイン賞」を受賞した。

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 2012年10月1日にオープンした同ホテルは、1979(昭和54)年に建てられたホテルと分譲住宅の複合施設が2005年の閉館後、廃虚同然の状態となっていたものをシマダハウス(渋谷区)がリノベーション。地下1階・地上14階で、ホテル部分は草原をイメージした「Hanging Garden」や女性のための「Four Cube」など個性的な部屋が並び、ほかに1カ月単位で借りられるサービスアパートメント、1年単位で借りられるレジデンス、1階と地下には飲食店もある。デザインしたのは、伊藤博之建築設計事務所と松原独歩建築設計。

 「既存の修復ではなく、新しい価値を作ること」を目指した独自の改修を行い、内装工事の際に一般の参加者を募って「左官ワークショップ」を行うなどユニークな取り組みも行った。オープン後も、アーティストが滞在しながら制作活動と作品発表を行う「ARTIST RESIDENCE PROJECT」などを展開する。

 同賞の審査員は「用途変更を伴わない、かなり大規模な既存ビルの再生計画である。ホテルと住戸をいずれも居住の場として捉え、それらを連続するものとして位置付けた上で総合的にデザインした再生デザインの考え方が評価された」と受賞理由を述べる。

 現在は、「ARTIST RESIDENCE PROJECT」の一環で、アーティスト木下令子さんの作品展「折り手操れば、」を10月15日まで開催している。エントランスロビー、ニシロクラボは観覧自由。レストラン「ココノマ シーズン ダイニング」(営業時間=7時~翌1時)内の作品観覧にはレストランの利用が必要。

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