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ミッドタウンで最後の「和紙キャンドルガーデン」 約1万個のキャンドルともす

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 期間限定イベント「和紙キャンドルガーデン-TOHOKU 2021-」が3月9日、東京ミッドタウン(港区赤坂9)の芝生広場とミッドタウン・ガーデンで始まる。

ミッドタウン・ガーデンから芝生広場へと続く「メッセージ和紙ロード」

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 2011(平成23)年からスタートした同イベント。「東日本大震災を風化させないため、現地の人々の思いを全国に届けたい」との願いから、「多摩大学村山貞幸ゼミ 日本大好きプロジェクト」のメンバーが企画・運営を担当する。

 今年は「つなぐ」をテーマに、大規模被災地の東北3県(岩手県・宮城県・福島県)から電話やメール、郵送で集めたメッセージ入り和紙を使い、キャンドルを製作した。今回が最後の開催となる。期間中、これまでに集めたメッセージを含めた約1万個のキャンドルを設置する。

 芝生広場では「七宝」をデザインコンセプトにキャンドルをともすほか、物販コーナーではトートバッグの販売も行う。ミッドタウン・ガーデンでは、キャンドルを道に見立てた「メッセージ和紙ロード」を芝生広場へ続くよう配置。イベント初日に撮影した様子を3月11日にオンラインで配信し、SNSで過去10年分のメッセージも公開する。

 担当者の鈴木萌麗さんは「東北の人々の思いとともに、日本大好きプロジェクトの学生たちの思いも、多くの人に届くことを願っている」と話す。「コロナ禍で人と会うことも難しい状況ではあるが、無数の和紙キャンドルの明かりを見て、人と人との『つながり』の大切さを感じていただければ」とも。

 開催時間は17時~20時。入場無料。雨天・荒天中止。3月11日まで。

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