麻布十番に「身体にやさしい」フランス料理店-調理法にも配慮

港区・麻布十番2丁目に「身体にやさしい食材や調理法を意識したフランス料理」を提供するフレンチレストランが開店。シェフは三ツ星レストランなどでの修行を経験。写真は店舗内観。

港区・麻布十番2丁目に「身体にやさしい食材や調理法を意識したフランス料理」を提供するフレンチレストランが開店。シェフは三ツ星レストランなどでの修行を経験。写真は店舗内観。

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 港区・麻布十番の「パティオ十番」近くのビル5階に3月9日、フレンチレストラン「Aile Blanche(エル ブランシュ)」(麻布十番2、TEL 03-5439-4338)がオープンした。

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 同店は「人々を幸福にする料理」をコンセプトに、「身体にやさしい食材や調理法を意識したフランス料理」を提供するもの。食材は福井県丸岡町の契約農家による無農薬野菜や、全国30カ所以上の漁港から届く天然魚などを使用するほか、宝石を通して出来るミネラルウオーター「エレン水」と、福井県で250年続く老舗酒造「久保田酒造」の仕込み水(湧水)を使い分け、フランスの天日塩「ゲランドの塩」やオーストラリア産の500年前の塩を使うなど、素材にこだわる。

 調理面ではバターや生クリームの量に配慮し、「スローフード」認定のアルガンオイルを使い、「胃にもたれないヘルシーなフランス料理」を提供する。オーナーシェフはフランスの三ツ星レストラン「ランスブルグ」や二ツ星レストラン「ムーラン・ド・ムージャン」などで修行し、帰国後「ラフェクレール」(品川区)の総料理長を務めた小川智寛さん。同店は30~40代の働く女性をターゲットに展開し、 麻布十番への出店について小川さんは「麻布十番界隈に食事に来られる客層の質が高いため」と話す。

 メニューは、「丸岡町から届く無農薬野菜と久保田酒造の仕込み水で作ったアスピックゼリー アルガンオイルのドレッシングソース」(2,100円)、「全国から届く本日の天然魚の料理」(3,150円)、「フランス最高の鴨を生産するビュルゴー家の鴨胸肉のロースト、りんごのピューレ添え」(3,990円)など。6,300円と10,500円のコースメニュー2種類も用意する。平均客単価は10,000~12,000円。ワインはフランス産のものを揃える。

 店舗面積は26坪、席数はカウンター=5席、テーブル=19席、個室1室(4席)。営業時間は18時~翌3時、日曜・第2月曜定休。内装は店舗デザインなどのスタジオナガレ(豊島区)が手掛け、白を基調としたものとなる。店名の「Aile Blanche」はフランス語で「白い羽」という意味。今後の展開について小川さんは「ワインが楽しめるカウンターと個室のみの割烹料理屋を計画中」と話す。(写真=店舗内観)

Aile Blanche

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