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六本木ヒルズで「フォスター+パートナーズ展」 国内初の大規模展

フォスター+パートナーズ「ドイツ連邦議会新議事堂、ライヒスターク」1992-1999年、ベルリン、撮影:Rudi Meisel

フォスター+パートナーズ「ドイツ連邦議会新議事堂、ライヒスターク」1992-1999年、ベルリン、撮影:Rudi Meisel

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 六本木ヒルズ森タワー52階東京シティービュー内スカイギャラリーで1月1日、国際的な建築設計組織「フォスター+パートナーズ」の大規模展覧会「フォスター+パートナーズ展:都市と建築のイノベーション」が始まった。同組織の大規模な展覧会は国内では初めて。

フォスター+パートナーズ「マスダールシティ」

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 同組織は建築家のノーマン・フォスターさんにより1967年にイギリスで設立、これまで世界約45カ国で300以上のプロジェクトを手掛けてきた。1975年に設計した「ウィリス・フェイバー・デュマス本社ビル」は、日本の国宝に当たる英国保護登録建築物最上級グレードIに指定されている。

 同展では同組織の代表的なプロジェクトおよそ50を模型、映像、CG、家具、スケッチなどの資料により紹介する。展示は3つのセクションからなり、セクション1では同組織の初期のプロジェクトを紹介。同組織は1971年から83年にかけて、工学者で思想家のバックミンスター・フラーと協働して、「サミュエル・ベケット劇場」(アイルランド)などを制作した。同セクションでは現在の同組織の思想の基礎にもなっているという、フラーとの関係に焦点を当てた展示も行う。

 セクション2では、1980年代以降のプロジェクトから、代表作を紹介。紹介するプロジェクトの一つ「ドイツ連邦議会新議事堂、ライヒスターク」は同組織が1992年から99年にかけて修復を手掛けたもので、巨大なガラス張りのドームはベルリン観光の中心地の一つとなっている。

 セクション3では、未来に向けて進行中のプロジェクトを紹介。現在建設中のアップルの新社屋「アップル・キャンパス2」(アメリカ)や、3Dプリンターで制作する月面住宅、アラブ首長国連邦に建設中の「マスダールシティ」などを通して、近未来の都市と建築の姿を提示する。

 開催時間は10時~22時。入館料は一般=1,800円など。2月14日まで。1月16日、28日、2月4日には、フォスター+パートナーズ・パートナーのトニー・三木さんらによるギャラリートークも行う。

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