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ミッドタウンで「和紙キャンドルガーデン」 川内村など被災地の「声」伝える

和紙キャンドル

和紙キャンドル

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 東京ミッドタウン(港区赤坂9)のミッドタウン・ガーデンで9月9日から、東日本大震災被災地からの直筆メッセージを記した和紙キャンドルをともす「和紙キャンドルガーデン -TOHOKU 2016-」が開かれる。企画・運営は「多摩大学村山貞幸ゼミ 日本大好きプロジェクト」(多摩市)。

昨年の様子

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 同イベントは2011年に初めて開催し、今回が7回目。イベントで使うキャンドルはろうそくに和紙をかぶせたもので、和紙には被災地などの人々から集めたメッセージが書かれている。毎年、同大の学生が東日本大震災の被災地に赴きメッセージを集めており、今年はこれまでの38市町村に今年6月に避難指示が解除された福島県葛尾村と川内村を加えた40市町村に行き、約2400のメッセージを集めた。

 メイン会場となる芝生広場には、中心部は扉と足跡の形に、その周りは日本の伝統的な文様である「七宝」の形に42個配置。デザインは同プロジェクトに賛同する東北生活文化大学版画ゼミナールが担当し、「東北へ足を運ぶきっかけとなるアクションへの一歩」を表現した。42の数字は東日本大震災で被害を受けた42市町村を表している。外苑東通りから芝生広場へと続くミッドタウン・ガーデンには、和紙に東北と東京の子どもたちが重ねるように手形を押した和紙キャンドルを約1200個配置する。

 開催中は、東北エリアの岩手大学、岩手県立大学、石巻専修大学、尚絅学院大学、東北生活文化大学、東北福祉大学、福島大学の学生約30人が来場者を案内しながら、被災地の今の思いを伝える予定。

 コートヤードでは、岩手県、宮城県、福島県の特産品を東北の学生などが販売する東北物産展も開く。

 開催時間は17時~21時。雨天中止。今月11日まで。

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