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西麻布にラーメン&ダイニング「高蔵道」-ラーメン店スタッフが独立

祝いの花が飾られた高蔵道

祝いの花が飾られた高蔵道

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 西麻布に9月9日、ラーメン&ダイニングバー「西麻布 高蔵道(たかくらどう)」(港区西麻布4、TEL 03-3406-5406)がオープンした。

丸特塩ラーメン(関連画像)

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 店舗面積は13坪、席数はカウンター7席・テーブル16席。店内は白い壁に、ウッド調の椅子やたるのテーブルなどを配置し、ラーメン店というよりダイニングバーの雰囲気でまとめた。キッチン内には多くのリキュールなどが並ぶ。

 オーナーの高倉武史さんは、この道13年のベテランだが、「ラーメン屋が夢だった」わけではないという。以前、バンドマンだった高倉さんは、ラーメン店でアルバイトをしながら音楽活動をしていた。そんな生活がしばらく続いた後、バンドを辞めることに。その時、働いていたのが明大前駅近くにある「中田兄弟」(世田谷区)で、その後について何も決めていなかった高倉さんは、店主に言われるがまま社員になった。

 それから3年ほどたった今年3月、店の近くにあるダイニングバー「HANG OUT」(世田谷区)に飲みに行った。高倉さんがその店を訪れたのは初めてだったが、同店オーナーの古賀秀樹さんと意気投合。それから高倉さんは毎日のようにバーに通い、古賀さんもラーメンを食べに行くようになった。
 ある時、古賀さんが口にした「うちでもラーメンとか、ランチで出せたらな」という一言に、「できますよ」と高倉さんが返した。高倉さんが自宅でスープを仕込み、バーのランチでつけ麺を出すようになると、その後、東大駒場キャンパス内のカフェのランチでも、つけ麺を提供するように。
2人が知り合った当時、高倉さんが退職を考えていたこともあり、そのころには独立の話も出始めていた。6月末から出店に向けて動き出し、今月、オープンに至ったという。

 高倉さんがこだわるのは、カニと甘エビのスープ、野菜を使った豚と鶏のスープを合わせた無化調ダブルスープ。
 メニューは、利尻昆布、ホタテ、エビ、スルメなどの海産物を加え、2種類の塩をブレンドした「塩ラーメン」「塩つけ麺」(以上750円)、利尻昆布・ホタテ・数種類の干物で取っただしにたまりじょうゆを合わせた「しょうゆラーメン」「しょうゆつけ麺」(以上750円)のほか、角切りチャーシュー、ノリ、カニなどが入った「丸特ラーメン」「丸特つけ麺」(以上1,000円)など。

 おつまみは、鶏の唐揚げ(600円)、豚の角煮(800円)、ピクルス、ゴマキュウリ(以上500円)などをそろえる。ランチは、ディナーのラーメン・つけ麺に加え、「坦々麺」「坦々つけ麺」(以上700円)、「チャーシュー丼」(500円)など。
ドリンクメニューは、ジントニック、ブルドッグ、レッドアイ、パッソアオレンジ、アマレットジンジャー(以上780円)、ウーロンハイ、グレープフルーツサワー(以上500円)など。

 ラーメン&ダイニングバーについて、「お酒を飲んだ後にラーメンを食べる人は多い。それならラーメン屋で飲んでもいいかなと思って」と高倉さん。「ラーメン屋はどうしても回転率を気にしてしまうので、ゆっくりお客さまと話せる店にしたい」とも。

 営業時間は、ランチ=11時30分~13時30分、ディナー=18時~翌2時。今月末まで、ランチの麺を大盛り無料にする。

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