六本木で途上国のビジネスアイデアコンテスト最終審査会 一般観覧者も募集

昨年の様子

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 ベルサール六本木(港区六本木7)で2月27日、途上国で暮らす人々の生活を良くするビジネスアイデアを募集する「40億人のためのビジネスアイデアコンテスト」の最終審査会が開催される。

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 同コンテストは、約40億人いるといわれる「年間3,000ドル以下の所得で暮らす人々」の状況をビジネスを通じて少しでも改善したいという思いから2013年に開始され、今年で3回目。革新的なビジネスを継続的に生み出すプラットホームを作り出すことを目指し、ビジネス部門では受賞者自らが事業化に関与することを条件に募集。最優秀賞には賞金100万円に加え、事業家調査費として最大200万円を提供する。

 第1回のコンテストで、低所得国でも音楽教育を受けることができることを目指す「アクセスしやすい音楽教室」で最優秀賞を受賞した池田尚子さんは、2015年10月にカンボジアで「ネアク・ポワン音楽学校」を開校。第1回・第2回のその他の受賞者も、タンザニア、バングラデシュ、ミャンマーなどで事業化の計画を着々と進めている。

 今回、最終審査に残ったのは、秋田のご当地ヒーロー「超神ネイガー」をプロデュースしてきた経験を生かし、ASEANのご当地ヒーローをプロデュースすることを目指す海老名保さん、途上国の妊産婦や子どもたちのヘルスケアを充実させるためにモバイルヘルスアプリを開発する黒田千佳さん、先進国の老人ホームに滞在する老人と新興国の外国語学習者をマッチングさせ、外国語学習を行うプラットホームを開発する後藤学さん、国境を超えて求職者と採用担当者を結ぶプラットホームを開発する丁世蛍さん、途上国で「お手伝いさん」のトレーニングを行い、現地の外国人に安全で安心のクオリティーのお手伝いさんをあっせんする仕組み作りを行う村上由里子さんの5人。

 当日は、5人に加え「アイデア部門」のファイナリスト2組と、今年初開催となったバングラデシュでのビジネスアイデアコンテストで優勝したファルハン・ラフマンさんも登壇し、プレゼンテーションを行う。

 開催時間は13時~18時。観覧料は一般=2,000円など。

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