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六本木で「野生の発見方法」ひもとく展覧会 ディレクターは中沢新一さん

「21_21 DESIGN SIGHT」で開催中の「野生展: 飼いならされない感覚と思考」

「21_21 DESIGN SIGHT」で開催中の「野生展: 飼いならされない感覚と思考」

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 東京ミッドタウン・ガーデン内「21_21 DESIGN SIGHT」(港区赤坂9)で現在、「野生展: 飼いならされない感覚と思考」が開催されている。

「野生展: 飼いならされない感覚と思考」のディレクターを務めた中沢新一さん

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 各地のフィールドワークを通じて時代や領域を横断し、学問の垣根を超えた研究を行う、思想家で人類学者の中沢新一さんがディレクターを務める同展。「野生への入り口」「脳の中の森-南方熊楠の発見方法」「『かわいい』の考古学:野生の化身たち」「野(の)をひらく鍵」と4つのテーマで構成。現代の表現者たちの持つ「野生」に着目し、さまざまな作品や資料を通して、その力を発動させるための「野生の発見方法」をひもといていくという。

 参加作家は、青木美歌さん、井上嗣也さん、aircord、大森克己さん、エルンスト・ガンペールさん、ステファニー・クエールさん、黒田征太郎さん、しりあがり寿さん、鈴木康広さん、田島征三さん、立花文穂さん、遠山孝之さん、西村裕介さん、渡邊拓也さんら。

 中沢さんは「人間みんなが同じ世界に生き、同じような体験をして、夜見る夢も同じようになっていく現代に、まだ管理され尽くしていない、まだ飼いならされていない心の領域『野生の領域』が、どこかに生き残っている。どうやったら、私たちは心の中の『野生の領域』に触れることができるか、どうしたらそこへの通路を開くことができるか。展覧会を通して『野生の領域』への通路を開く鍵を発見してほしい」と話す。

 開館時間は10時~19時。火曜、12月26日~1月3日休館。入場料は一般=1,100円、大学生=800円、高校生=500円、中学生以下無料。来年2月4日まで。

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