麻布十番に「仏の田舎」コンセプトのフレンチ新店-「女性一人客」対応も

リビングをイメージした店内。フォークなどを入れる箱にあえてお菓子の箱を使い、家の雰囲気を演出している。

リビングをイメージした店内。フォークなどを入れる箱にあえてお菓子の箱を使い、家の雰囲気を演出している。

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 麻布十番に7月13日、フレンチレストラン「憩 ikoi」(港区南麻布1、TEL 03-6435-4145)がオープンした

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 店舗面積は約20坪、席数は16席。同店のコンセプトは「フランスの田舎」。あえて歴史を感じさせるような木材を柱や窓枠に使い、レトロな雰囲気を演出。店長の金子恵美さんは「外から見た時に、家の雰囲気を出し、お客さまが『どんな店なんだろう』と思えるようにしたかった」と話す。

 「友だちの家に遊びに来たような感覚でくつろいでもらいたい」と話す金子さんは内装にもこだわった。一歩足を踏み入れるとすぐキッチンが目に飛び込んでくるが、その周りにはグラスやワインボトル、食器類がない。家の雰囲気を出すために、「ワインボトルや食器類がなるべく外から見えないようにしている」という。

 いすやテーブルなどもアンティークにこだわり、棚にはフランスから取り寄せた本やスケッチブック、竹のほうきなどをディスプレー。フレンチ特有の堅いイメージはなく、リラックスした空間を演出している。

 料理は、ラタトゥーユ(800円)やブイヤベース(1,600円)などの郷土料理が中心。そば粉で作るクレープ「ガレット」(1,300円)なども郷土料理にもこだわり、それらに合わせた郷土ワインを提供する。メニューはアラカルトのほか、3,000円(5皿)、4,000円(7皿)、5,000円(9皿)のコース料理も用意。

 ドリンクはボトルワインのほか、日替わりで約8種類のグラスワインをそろえる。ソフトドリンクはコーヒー、紅茶(以上450円)、ペリエ(500円)など。

 「女性が一人でも入れる店を意識した」という金子さん。オープンして約1カ月がたち、最近ではディナーに一人で来店する女性客も増えているという。
 「まだまだフレンチには堅いイメージがあるが、家でくつろぐように気軽に楽しんでもらえれば」。

 営業時間は11時30分~24時(金曜は翌2時まで、日曜は22時まで)。月曜定休。

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