TOHOシネマズ六本木ヒルズ(六本木6)で6月15日~17日にかけて、国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2012」のオールナイト上映が行われる。
同祭は1999年、俳優の別所哲也さんが新しい映像ジャンルとして「ショートフィルム」を日本に紹介するために立ち上げ、今年で14回目を迎える。世界112の国と地域から集められた作品のうち、選ばれた約100作品を上映。作品は18部門(プログラム)で構成され、インターナショナル部門、アジア・インターナショナル部門、ジャパン部門からは優秀賞が1作品ずつ選出され、その中からさらにグランプリを決定する。同祭は米アカデミー賞公認映画祭に認定されているため、グランプリ作品は次年度のアカデミー賞短編部門ノミネート候補対象となる。
オールナイト上映では、15日はJリーグとコラボレーションしたサッカー関連作品集「フットボールプログラム」、若手の日本人監督を奨励する「NEO JAPANプログラムA」、最新のアカデミー賞受賞・ノミネート作で構成する「アカデミープログラムA」を、16日は「アカデミープログラムB」、「NEO JAPANプログラムB」、スポーツ関連の作品を集めた「スポーツプログラム」を上映する。映画祭全体を通して震災や復興に関する作品が目立ち、オールナイト上映でも、復興に向け歩み始める東日本大震災の被災地の様子を追ったドキュメンタリー「津波そして桜」(アカデミープログラムA)、度重なる原発事故により都内でもガスマスクの着用が必要になったという設定の「blind/ブラインド」(NEO JAPANプログラムA)の上映を予定する。
オールナイト上映は24時~翌6時。入場料は1プログラム=1,500円、1日券=3,000円。