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麻布台で起業家交流会 中高生起業家によるプレゼンも

広尾学園高校1年生の起業家、伊藤陸さん(左)とマクガン・ジャスパーさん

広尾学園高校1年生の起業家、伊藤陸さん(左)とマクガン・ジャスパーさん

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 交流イベント「大企業と中高生起業家と地域が共創する小さな発表&交流会」が10月28日、「麻布台商店街事務所」(港区虎ノ門5)で行われた。

主催した起業家の伊澤諒太さん

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 AI・IoT・ロボット領域を手がける企業「ハタプロ」と起業家教育などを掲げる産学公連携の法人「Startup H」が主催した同イベント。それぞれで代表を務める起業家の伊澤諒太さんは2023年に「麻布台商店街」を設立し、地元地域活性化を目指した活動も行っている。

 この日は、広告会社や通信・IT企業に所属する社会人起業家と中学生・高校生起業家4組が参加。それぞれが運営するサービスや開発した商品についてプレゼンテーションを行い、その後に交流を図った。

 冒頭、伊澤さんがあいさつ。「麻布台商店街では、神谷町駅から飯倉交差点辺りまでのエリアを、東京と世界をつなぐ『イノベーションのハブ』にしたい思いで活動している。AIロボットを作るテック企業の起業家としては、自治体や企業と協働しながら、地域に還元できる取り組みを進めている。科学技術の楽しさをまちづくりの一環として広げて若い世代の人たちにも伝え、良いイノベーションが起こる街にしたい」と話した。

 「Startup H」に所属する広尾学園高校1年の起業家、伊藤陸さんとマクガン・ジャスパーさんも登壇。自身らが開発した、高齢者の転倒や孤立に向き合うペンダント型AI機器「Care Pendant(ケアペンダント)」についてプレゼンテーションした。「緊急通報や必要時のみの位置送信、加速度・心拍・体温・歩数の記録を実装し、アプリでリアルタイム可視化やアラート管理ができる。監視される感覚を弱めるようなデザインで、身に付けたくなる見守り機器を目指した。新時代の技術とビジネスで高齢者に恩返したい」と説明した。

 発表後は交流会も開かれ、参加者同士が情報交換などで親睦を深めた。

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