六本木商店街振興組合は9月29日、麻布総合支所(港区六本木5)で記者会見を開き、現在進行中の六本木交差点のリニューアル計画の概要を説明した。
先の発表の通り、六本木交差点上の首都高桁下の装飾照明を担当するのは照明デザイナーの石井幹子さん、六本木の新ロゴをデザインするのはアートディレクターの葛西薫さん。
装飾照明は、六本木交差点を中心に約150メートルにわたってLED約114台を設置。薄暗い印象の高速道路桁下を明るい景観に変えるほか、六本木にふさわしい個性を表現することを目指し、リニューアルを行う。今回、省エネの配慮からLEDを採用した。
六本木の新ロゴは、「ROPPONGI」の各アルファベットを樹木に見立て、全体で「並木道」をイメージした若草色のロゴとなる。六本木の成長を表すために縦のラインを意識し、天に向かって立つ樹木を表したほか、末広がりにすることで、今後の六本木の発展性を表した。今後関係各所と調整し、ロゴを仕上げていく。
現在、六本木交差点首都高側面の「HIGH TOUCH TOWN ROPPONGI」のロゴプレートは、新ロゴを使ったものにリニューアル。LEDを内部に組み込み、白く発光するロゴプレートとなる。
現在のロゴプレートは、昭和63年4月頃、当時の六本木商店街振興組合会長が「六本木交差点に六本木の印が欲しい」と考え、六本木で英会話教室やフラワーデザインの教室を営んでいた経営者に相談。約20種類のアイデアの中から決定・設置し、平成元年3月6日に除幕式を行った。
組合では来年3月を目標に、桁下照明とロゴのリニューアルを行い、一般への披露は4月以降を予定する。