南麻布の「EMON PHOTO GALLERY(エモン・フォトギャラリー)」(港区南麻布5、TEL 03-5793-5437)で6月3日から、フォトグラファー・市橋織江さんによる写真展「PARIS」が開催される。
カメラマンアシスタントを経て2001年に独立後、数々の広告や雑誌、アーティスト写真をはじめ、映画やテレビCMの映像撮影なども手掛ける市橋さん。同ギャラリーでの個展は、昨年の「Gift」から約1年ぶりとなる。
今回展示するのは、市橋さんがパリで出会った風景や人々の優しさの色合いを切り取った新作。多くの芸術家や文化人たちに愛されてきた街の空気を、市橋さん独自の視点で表現する。
今年4月に発売されたばかりの写真集「PARIS」に掲載されている作品をはじめ、未発表作品を含めた約35点を展示・販売する。
同展開催に合わせ、100部限定で市橋さんオリジナルプリント付き限定パッケージを制作。市橋さんが一枚一枚手焼きしたキャビネサイズのオリジナルプリント、アートディレクターの佐野研二郎さんがデザインした「PARIS」展特別冊子をセットにしたもので、価格は1万円。売り上げの中から収益全額を震災復興支援として日本赤十字社に寄付する。
同ギャラリーの小林舞さんは「パリを題材にする人は多いが、市橋さんは何度もパリを訪れ、時間をかけて撮影したようで、市橋さんの世界観が伝わる作品になっている」と話す。
営業時間は11時~18時。日曜・祝日定休。6月30日まで。