六本木のアートとデザインのまちづくりプロジェクトの一環で、「デザイナーズフラッグコンテスト」の入賞・入選作品が発表になった。主催は六本木商店街振興組合(港区)。
4回目を迎えた今年のテーマは「笑顔」。「つらいことや苦しいことがたくさんあったが、六本木から『笑顔』で明日への元気を応援しよう」という思いを込めたという。前回を超す応募があり、デザイナーの長友啓典さん、葛西薫さん、廣村正彰さんが審査に当たった。
最優秀賞は、24歳の美術専門学校生・岡田玄也さんの「にっこり」が受賞。優秀賞として長友啓典賞に滝本圭さんの「Smile」、葛西薫賞に河野真希子さんの「バナナ」、廣村正彰賞に前田由貴さんの「わらお」が選ばれた。
「表現方法などのテクニックは確実にレベルアップしている。昨年のテーマ『交差点』に比べるとわかりやすかったのかもしれないが、逆にイメージとしての広がりは狭くなる傾向も。最優秀賞の作品は、国旗というありふれたモチーフをテーマに絡めて面白く表現し、日の丸を取り込んで各国の日本に対する思いがバランスよく表現されていた」と審査員。
優秀賞8作品を含む入選138作品のフラッグは3月20日~5月6日(予定)、六本木交差点を中心とした街路樹に掲出され、「アート・デザインの街六本木」を演出する。
入選作品の一覧は、同組合運営サイト「ラクティブ六本木」で確認できる。