六本木に4月11日、欧風カレー店「TANG AND REY(タンアンドレイ)」(港区六本木7、TEL 03-6447-0117)がオープンした。経営はアール・ホール(品川区)。
店舗面積は15坪、席数は15席。入り口にテラス席を設け、開放的にまとめた明るいインテリアは、商業空間プロデュースも手掛けるオーナーシェフ・唐文智さんが、「通りから見て店内が立体的に見えるようデザインした」もの。ダイニング&バー「目黒食堂」(品川区)で提供するカレーが「評判」で専門店を立ち上げたという。
フランス料理の経験がある唐さんが作るのは、「シチューのような欧風カレー」。素材の切り出しから一番だし、二番だしを合わせ、トータル30時間煮込んで仕上げるフォン・ド・ボーでルウを溶き、14時間煮込んだ後、ようやくカレーになるという。ベースとなる「スタンダードマッシュルームのカレー」(880円)にアレンジを加え、「ドリア風チーズの焼きカレー」「彩り野菜のカレー」(以上980円)、「有頭エビのカレー」(1,280円)など6種類のカレーを用意するが、「リクエストがあれば何でも作る」と唐さん。
ランチには、カレーにサラダや小鉢が付くセット(880円)や、キッシュにサラダ、カレースープ、小鉢が付くセット(780円)などを用意する。
「アイドルタイムを設けていないので、全時間帯カレーを提供するのはもちろん、カフェとして利用できるよう、キッシュ(380円)やグラタン(680円)、デザート(380円~)などのサブメニューも用意した」。ドリンクには本格的な中国茶(480円~)を用意し、「日本で知られている飲み方ではなく、中国の庶民の飲み方で、二番煎じまでたっぷり堪能できる」という。主な中国茶は、ウーロン茶、ジャスミン茶、キンモクセイ茶、ライチ茶、バラ茶。スペシャル茶として「今雨軒餐月」(白茶=1,120円)、「今雨軒易武手工餅茶2002年(黒茶=1,260円)の2種をそろえる。
アルコールは、ビール、ハイボール(580円)、ワイン(580円~)、モヒート(960円)など。
「カレーはファストフードのイメージがあるが、ゆっくり味わってほしい。六本木の裏には住んでいる人も多いと思うので、地域の人に愛される店になるよう頑張りたい」と唐さん。
営業時間は12時~23時。日曜定休(5月7日からは翌3時まで、年中無休に)。