飲食業のWDI(港区六本木5)は7月19日、新業態となるとんかつダイニング「Carat(カラット)六本木店」(六本木5、TEL 03-5414-2219)を六本木交差点近く饂飩坂(うどんざか)沿いにオープンする。
同店は「揚げたてとんかつ・採れたて野菜・炊きたてごはん」をテーマにしたとんかつ店で、薄切りの肉を何層にも重ねたミルフィーユ状の「カラットカツ」等を提供するもの。同業態の開発について同社は「海外展開を視野に入れ、ポークソテーやリブなど海外でも良く食べられる『豚肉』に着目し、かつ日本人も慣れ親しんでいる『とんかつ』での業態開発に踏み切った」と話す。
メーンターゲットは25~35歳の女性で、メニューに自家製デザートを取り入れるほか、ダイニングとしての利用を見込み、炭火料理や野菜を中心とした料理を揃える。使用する野菜は大分県の契約農家で作られた自然農法のものを使用し、ご飯はオーダーが入ってから15分程度で炊き上げるという。
メニューは「カラットカツ」(1,480円)や「限定トロメンチ (半熟卵入りメンチ)」(880円)、「ベジメンチ(里芋メンチ)」(780円)などのカツをはじめ、旬の野菜を使用した日替わりメニュー、「伊達鶏もも炭火焼き」(650円)や「生麩炙り焼き(2種の味噌ソース)」(520円)などの炭火料理、「手作り葛餅」や「冷製かぼちゃ汁粉」(各500円)などのデザートを提供する。ドリンクはビールや日本酒、焼酎、梅酒、ワインなど約20種類を揃える。平均客単価はランチ=1,200円、ディナー=3,500円。
営業時間はランチ=11時30分~14時30分、ディナー=17時30分~23時。無休。客席坪数は35.9坪で、席数は1階はカウンター=6席とテーブル席=12席、2階はテーブル席=46席。
月商目標は900万円で、第1号店を六本木に出店する理由について同社は「海外展開を視野に入れて開発した業態のため、インターナショナルな都市である六本木での出店がふさわしいと考えた」と話し、国内・海外へのチェーン展開の具体的な予定については未定という。