東京地下鉄(東京メトロ、台東区)は7月1日より、駅の案内係「サービスマネージャー」を六本木駅(港区六本木6)に配置する。
「サービスマネージャー」は、高齢者や地下鉄に不慣れな利用者が安心して利用できるように、係員による案内を行うサービス。2004年4月の「東京メトロ」発足時、銀座、上野、日本橋の3駅より配置を開始し、現在は大手町、新宿、飯田橋、池袋、表参道、九段下、日比谷(有楽町)でもサービス提供を行っている。
今回導入されるのは六本木のほか、東京、新橋の3駅で、日中(10時~17時)各駅で最も混雑する改札口やきっぷ売り場の近辺を中心に、駅構内を移動しながら利用者の案内を行う。また、周辺の飲食店などに実際に足を運ぶなど、独自で集めた周辺スポット情報の案内も行うという。
現在展開中の駅では、1人1日平均約120件の案内や問い合わせに対応をしており、同社広報担当者は「非常に好評。『東京メトロお客様センター』にお礼の電話をいただくことも多い」と話している。
六本木駅は土曜・日曜・休日のみの配置となり、同担当者は「再開発により乗降客も増えており、観光スポットとしての需要が高いと考えている」と話す。同サービスは、利用者が多く、周辺地域の案内需要が見込まれる主要のターミナル駅で設置を進めているが、今後の配置駅等については未定という。