8月24日に開幕した「麻布十番納涼まつり」(以下、十番まつり)が例年通りの大きな盛り上がりを見せている。
会場の麻布十番商店街一帯は夜に向かうにつれて人が増え、夜店の食事を片手に歩く人の波で、前に進むのもやっとの盛況ぶり。一の橋交差点の「りそな銀行」は冷房を効かせたフロアを開放しており、歩き疲れた人の休憩所となっていた。都内在住の30代男性は「平日なのに人がたくさんいてびっくりした」と話す。
十番まつりでの人気メニューの1つは、麻布十番の老舗和菓子店「紀文堂」によるワッフル。店舗の前には職人が焼き上げるワッフルを求めて、順番待ちの人が長蛇の列をつくっていた。4年目の出店となる「シーマン焼き」は、10月発売予定の新作ゲーム「シーマン2~北京原人育成キット~」にあわせて「原人焼(宮城和牛)」(300円)、「原人フランク(骨付き)」(300円)、「原人キュー(韓国風冷やしキュウリ)」(100円)などの原人メニューを提供する。また、TOKYO FMの番組内の設定で、仙台坂上にあるとされるイタリア料理店「AVANTI」も出店。14年目の今年は1日50杯限定で「ボウモアソーダ割り」(500円)やドルチェ(500円)などを提供する。
人気イベントの1つ「国際バザール」(会場=一の橋公園)も、例年通り多くの人で賑わっている。人気は、スペイン大使館の「フィデア」(パスタのパエリア、700円)とドイツ大使館の「ハライコ ソーセージ ザワークラウト添え」(500円)。バザール会場を訪れた白金台在住の70代の夫婦は「毎年来ているが、国際バザールが一番の楽しみ」と話す。
十番稲荷神社では子どもたちによる「十番おはやし」、網代公園では盆踊りが行われた。六本木ヒルズアリーナでは十番まつりに合わせ、同期間に「六本木ヒルズ盆踊り」を開催。初日の24日には前夜祭のメーンアトラクションとして「楽劇・六本木楽」が行われ、六本木ヒルズ自治会の有志等が打楽器のリズムに合わせて乱舞を披露した。
十番まつりは26日まで開催。開催時間は15時~21時。最寄駅は、東京メトロ南北線、都営地下鉄大江戸線「麻布十番」駅。
麻布十番商店街関連写真(紀文堂のワッフル)関連写真(国際バザールの賑わい)関連写真(スペイン大使館のフィデア)関連写真(楽劇・六本木楽の様子)関連記事(六本木経済新聞)