富士フイルム(港区赤坂9)は1月15日、同社が開発するソフトウエア技術を一般に向けて公開する実験サイト「FUJIFILM Internet Technology Labs」の公開第2弾として、「顔ラボ」を開設した。
顔ラボは、同社のデジタルカメラ「FinePixシリーズ」に採用する「顔キレイナビ」の技術などにも応用される「顔検出技術」を紹介するウェブサイト。サイト内では、選んだ顔に、ぼかしや目伏せなどの加工を施すアプリケーション「顔シークレット」を公開しており、画像をアップロードして自分の写真に写りこんだ他人の顔だけを隠すなどの使い方ができる。今後はゲームやAPI(アプリケーション・プログラム・インターフェイス)を順次公開する予定。
顔ラボにはコメントやトラックバック機能が搭載され、同社広報担当者は「寄せられた要望などにも応えていければ」と話す。
FUJIFILM Internet Technology Labsは昨年7月に開設され、公開第1弾として、画像にひもづけられたタグ(キーワード)をもとに関連性の高い画像を探す関連画像検索エンジン「TRIPIT(トリピット)」が紹介されている。