六本木ヒルズ(港区六本木6)で6月4日、警備犬によるテロ対策訓練が実施された。
警視庁では、今年7月に開催される主要国首脳会議(洞爺湖サミット)に向けてテロ対策訓練に力を入れている。今回の訓練は、施設内に不審物を持った不審者(テロリスト)が現れ、警察官に声をかけられるとテロリストが発砲、警備犬を中心に制圧にあたるという想定で行われた。
発砲と同時に走り出した警備犬はテロリストにかみ付き制圧。残された不審物を爆発物と特定するなどの活躍も見せた。また、災害時に倒壊した建物に埋もれた被災者を発見する様子も披露。大勢の観客が、警備犬の活躍の様子を見学した。
訓練にあたり麻布警察署の担当者は「警視庁では、都内において特にイスラム過激派のグループが爆発物を利用したテロが起こすことに危機感をもっている」と話し、3年前に英国で行われたグレンイーグルズサミットの際に首都ロンドンでテロが起こった事例をあげながら、洞爺湖から離れた東京でもテロが起こりうる可能性を懸念、一般の協力を呼びかけた。
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