公募作品に加え河瀬直美監督、三池崇史監督による作品など、えりすぐりの短編映画を上映する「SHORT SHORTS FILM FESTIVAL & ASIA 2008 オールナイトスクリーニング」が6月6日と7日の2日間、TOHOシネマズ六本木ヒルズ(港区六本木6)で開催される。
今月6日に開幕するアジア最大級の短編映画祭「SHORT SHORTS FILM FESTIVAL & ASIA 2008」の一環として開催される同企画では、一般からの公募から選ばれた日本人監督作品と、河瀬監督や三池監督など著名監督が手がけた特別招待作品を上映する「日本人監督奨励プログラム:NEO Japan」に加え、今年が日本人のブラジル移住100周年にあたる「日本ブラジル交流年」であることにちなみ、ブラジルの2大映画祭「サン・パウロ国際短編映画祭」と「リオ・デ・ジャネイロ国際短編映画祭」から特別に選んだ短編を上映する。
上映する公募作品の中には、理科室の人体模型「モックン」を主人公にした竹清仁監督のアニメーション作品「放課後MIDNIGHT」や、車いすに乗った父親が不可解な行動を繰り返す植松義貴監督の「Walk with her」などストーリー設定が特徴的な作品も。河瀬監督は打ち合わせやシナリオを用意せず撮影した「影 -Shadow-」、三池監督は日本海軍将校の松尾敬宇大尉をモチーフにしたアニメーション作品「松尾敬宇とその母」を上映。特別招待作品ではこのほか、昨年同映画祭の「ジャパン部門」で優秀賞を受賞した山口智監督の最新作「UFO食堂」を上映する。上映時間の詳細は映画祭のウェブサイトを参照。
「SHORT SHORTS FILM FESTIVAL & ASIA」は日本で設立された短編映画のコンペティションで、今年10周年を迎える。米国アカデミー賞が公認しており、作品の中からグランプリに輝いた作品は次年度の米国アカデミー賞短編部門の選考対象となる。今年は「インターナショナル部門」、「アジアインターナショナル部門」、「ジャパン部門」、「ストップ!温暖化部門」などが設けられ、世界中から約3,000本の応募作品があった。
「ショートショート フィルムフェス」概要決まる-10周年新設企画も(シブヤ経済新聞)「ショートショートフィルムフェスティバル」が横浜で初開催(ヨコハマ経済新聞)浅野忠信さんら6人が監督に-映画「R246 STORY」製作発表(市ケ谷経済新聞)みなとみらいにショートフィルム専門映画館-別所哲也さん設立(ヨコハマ経済新聞)Short Short Film Festival & Asia 2008