六本木のジャズライブハウス「Alfie(アルフィー)」(港区六本木6、TEL 03-3479-2037?)で7月30日、現役女子高生サクソホン奏者の寺久保エレナさんが、デビューアルバム「ノース・バード」の発売を記念したツアーライブを開く。
寺久保さんは現在北海道に住む高校3年生の18歳。9歳の時にサクソホンを習い始め、2002年から2007年まで(10~15歳)、札幌ジュニアジャズオーケストラに参加。ジャズピアニストのハービー・ハンコックさん、トランペット奏者の日野皓正さん、タイガー大越さん、サクソホン奏者の本田雅人さんなど国内外のジャズミュージシャンから指導を受けた。
13歳で、「ボストン・バークリーアワード」を最年少で受賞。2007・2008年にボストン・バークリー音楽院に奨学生として短期留学した後、昨年「Berklee Summer Jazz Workshop」に日本人で初めて選抜された。
同年5月、「山下洋輔イントロデューシング寺久保エレナ」に出演し、8月「佐山雅弘クインテッド RED ZONE TOUR」に参加。そのほか、渡辺貞夫さん、日野皓正さんなどの一流ミュージシャンとの共演やセッションも数多く経験している。
今回のライブは、デビューアルバム「ノース・バード」(6月23日発売)の発売を記念したツアーライブで、「アルフィー」を皮切りに、札幌・京都・名古屋・広島・大阪を回る。
アルバムのタイトルになっている「ノース・バード」は山下洋輔さんが寺久保さんのために書き下ろした曲で、「北のチャーリー・パーカー(愛称がバード)」「北海道から飛び立つ」などの意味が込められているという。全10曲中2曲は寺久保さんが作曲した。
同ライブのチケットは既に売り切れてしまっているが、8月10日にはライブレストラン「六本木 スイートベイジル 139」(六本木6、TEL 03-5474-0139)で行われる「M8 スーパー吹奏楽団」のデビューライブにゲスト出演することが決定している。