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自作のミニチュアを撮影-南麻布で飛田英夫さん写真展「静かな生活」

飛田さんの最新作品。風景はどこか懐かしさを感じる。

飛田さんの最新作品。風景はどこか懐かしさを感じる。

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 南麻布の「エモン・フォトギャラリー」(港区南麻布5、TEL 03-5793-5437)で9月24日、「飛田英夫写真展『静かな生活』~写真におさめられたミニチュア世界の断片~」が始まった。

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 別の仕事をしながら15年以上前から写真を撮り始めたという飛田さんは、大判カメラのインスタントフィルムで自らが制作したミニチュアを撮影するという独自の手法を用いる。ミニチュアは既存の模型などを一切使わず、拾ってきた枝や紙粘土などで創作。撮り終えたミニチュアはすぐに破棄してしまうという。

ミニチュアのイメージは、印象に残った昔の映画のワンシーンや、いつかどこかで見た風景など、自身の記憶と空想を重ね合わせて作り上げる。

 今回は飛田さん自身が選んだ30点を、映画シリーズ「シネフィルと写真」、日常生活をイメージした「日々のサンプル」、寂しさや切なさを表現した「In a Lonely Place」、同展のタイトルにもなっている「静かな生活」の4つに分け、初期シリーズから最新作まで紹介する。

 同ギャラリーの小林舞さんは「絶対に見たことがない風景なのに、どこかで見たことがあるような、どこか懐かしい雰囲気がする作品ばかりで不思議な感じ」と話す。会場では展示作品、作品集も販売している。

 開館時間は11時~19時(土曜は18時まで)。日曜休廊。期間中土曜日は飛田さんが在廊予定。10月18日まで。

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