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麻布十番に「八海山」アンテナショップ-酒造りのノウハウ生かした商品そろえる

木目調の外壁に植物を配した外観

木目調の外壁に植物を配した外観

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 麻布十番に3月3日、魚沼産の商品をそろえたアンテナショップ「千年こうじや」(港区麻布十番1、TEL 03-5772-3930)がオープンした。経営は八海醸造(新潟県南魚沼市)。

約280品目をそろえる店内(関連画像)

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 店舗面積は約20坪。新潟を代表する地酒「八海山」で知られる同社は、1922(大正11)年創業の老舗酒蔵で、清酒のほか焼酎やビールなども製造している。
 近年では、喫茶店やそば店なども展開しているが、アンテナショップは同店が初めて。「幅広い世代に魚沼の伝統食文化を紹介できる」(同社商品開発室室長の中俣善也さん)と麻布十番への出店を決めたという。

 商品は「米・麹(こうじ)・発酵」をテーマに、「塩こうじ」(630円)、「八海山の米麹」(700円)、「大豆塩こうじ」(525円)、魚沼の伝統野菜で唐辛子の一種「神楽南蛮」と麹などを熟成させた調味料「かぐら辛っ子」(735円)などをそろえる。調理法が分からない人のために、塩麹を使ったジェノベーゼ、米麹を使ったパン、かぐら辛っ子を使った春巻きなど、それぞれの商品を使ったオリジナルレシピカードも用意する。
 店長の谷川太郎さんは「麹をよく知らない若者にも、この味を知ってほしい」と店長の谷川太郎さん。

 そのほか、八海山の酒かすみそや塩麹に漬けたサケ・銀ダラ・もち豚など、同社オリジナルの商品から魚沼産の伝統食、純米酒を使ったスキンケア商品まで約280品目をそろえ、数は少ないが清酒なども用意する。

 店内では、かす汁や酒かす、塩麹などが試食できるほか(試食品は変更あり)、希少品種「ガンジー牛」の牛乳を使ったソフトクリーム(100円)なども販売する。

 中俣さんは「長年の酒造りで得た技術を生かした商品を提供していきたい」と意気込む。

 営業時間は10時~20時。

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