六本木のグランドハイアット東京(港区六本木6)で1月18日、ビジネスパーソンを表彰する「Chivas18 Gold Signature Awards 2013 presented by GHOETE」の発表・表彰式が行われ、サイバーエージェント(渋谷区)の藤田晋社長と、エイベックス・グループ・ホールディングス(南青山3)の松浦勝人さんが選ばれた。主催はペルノ・リカール・ジャパン(文京区)と幻冬舎(渋谷区)。
2011年に開設された同賞はビジネスでの成功に加えて社会貢献にも寄与しているビジネスパーソンに送られる名誉賞で、一般投票部門と審査員選考部門の2部門で各1人を選出する。一般投票は昨年12月6日から今月8日まで同賞の特設サイトで行われ、藤田社長が最多票を獲得した。審査員選考部門は作家の村上龍さんをはじめとする審査員が選考、松浦社長は本業に加えて東日本大震災の復興支援として義援金1億円を寄付したことに加え、同社所属の複数のアーティストがエンターテインメント活動を通じた支援を行ったことを評価し選出した。
18日に行われた授賞式で藤田さんは「ずっとムキになって仕事をしてきてあまり褒められたことがないのでこういう賞を頂いて本当にうれしい」とコメント。松浦さんは「クリエーターとして賞を頂いたことはあるが経営者としては初めてで感動している」と話した。
受賞後のレセプション・パーティーでは、特別審査員の村上さんを交えてトークショーが行われ、ビジネスについてそれぞれが持論を展開。村上さんが「成功した経営者は皆、もうけることを目的としてはいけない、利益は後からついてくるというが何の後からついてくるのか」と質問すると、藤田さんは「使いやすいサービスや製品の後に」、松浦さんは「頑張った後で」と答えた。