六本木で3月31日、ゾンビになって街を徘徊(はいかい)する「六本木ゾンビウォーク」が開催される。主催は、ゾンビ集団「ZONBIENA(ゾンビーナ)」。
動画投稿サイト「ユーチューブ」でゾンビのコスチュームで歩く海外のパフォーマンスを見て触発され、ゾンビウォークを2年前にスタート。毎月最終日曜に、六本木のバー「Night Gallery Cafe CROW」(港区六本木7)を借りてゾンビイベントを開催しているが、「発展形」として、不定期で同様の街歩きイベントを開いている。
「それをして何が楽しいの? とよく聞かれるが、顔にゾンビのメークを施すことでスイッチが入る。特に女性は化粧をして気持ちを切り替えることに慣れているため、ハマる人が多い。子ども返りをしたようにテンションが上がり、その場にいる人たちが昔からの友達のように仲良くなってしまう」と話す主催者のゾンビーナ1号、メイミーさん。
2年間でゾンビを体験した人は900人以上にも上るという。いらなくなった服を切ったりペイントしたりすれば、「それなりに見える」といい、メークは専用の化粧品でしてもらえる。麻布警察との約束で、「人間を襲わない」「ゆっくり歩く」「ごみは持ち帰る」「(混乱を避けるため)写真撮影禁止」「途中参加禁止」などのルールのほか、街行く人を驚かさないよう、「血ノリ」も禁止している。
ゾンビにはならず、眺めるつもりでやってきた客が、つられてゾンビになり盛り上がってしまったり、冷えていた夫婦関係が楽しく復活したというケースもあるという。約1時間のウオークをした後は、ゾンビのままバーで過ごすことができるが、外では禁止されている「血ノリ」を加える人がほとんどだという。
ゾンビウォーク参加受付=13時~13時45分。出発=14時。バータイム=15時~21時。ゾンビウォーク参加料金=2,000円(メーキャップ、ゾンビエナジードリンク付き)、ゾンビバーチャージ=1,500円。