元麻布農園(港区元麻布1、TEL 03-6805-1661)で8月31日、「キッズ土育」と「農家と作る有機野菜講座」2013秋冬コースが始まる。現在参加者を募集している。
「都心に住んでいる子どもたちでも、気軽に自然と触れ合ってほしい」(キッズ土育)、「土との触れ合いは気軽に。でも、野菜作りは本格的に」(農家と作る有機野菜講座)と開催される同講座。昨年に引き続き、新潟の若手農家・大越正章さんを講師に、全7回のコースを予定する。
「収穫体験」という1回きりのイベントではなく、土作りから野菜を育てる一連のプロセスを丸ごと体験できる「キッズ土育」。自分で育て、料理することで、野菜への愛着も湧き、食への興味も生まれ、野菜が育つ過程を見ることで、さまざまなことが学べるとして毎年「好評」だという。秋には本物の農家へ遠足を予定するほか、秋の豊作を祈願する「お月見」で団子を作ったり、冬には臼ときねを使って本格的な餅つき大会を開催するなど、四季や、日本人の知恵・工夫を感じることができる。
「農家と作る有機野菜講座」は、「ベランダ菜園を楽しんでいるけど、プロから直接学びたい」「農や食に関心があり、自ら食べている野菜についてもっと知りたい」「オーガニックに興味があるけど、実はあまりよく知らない」などという初心者から経験者までが対象。有機栽培で大切な土作りや、種まき、苗植えを行い、成長過程で必要な間引き、剪定(せんてい)などの本格的な手入れ、育てた野菜を収穫するという、一連の野菜作りを体験できる。収穫後は採れたての野菜を使った料理を囲んでの収穫祭を開催するほか、昔ながらの日本の知恵を学ぶ「味噌」と「保存食」作り、新年の餅つき大会なども予定する。
両コースともに8月31日は無料体験会とし、土作りなどを体験できる。詳細やスケジュールなどはホームページで確認、申し込みできる。「キッズ土育」は2万4,000円(遠足引率者1名分の参加費も含む)、「農家と作る有機野菜講座」は2万3,000円(以上、全7回)。