「第26回東京国際映画祭（TIFF）」が10月17日、六本木ヒルズ（港区六本木6）をメーン会場に開幕した。

ウルトラ怪獣5体も登場

　今年は、六本木ヒルズアリーナを囲むようにペットボトルをリサイクルした素材で製作した「グリーンカーペット」を敷き、オープニングイベントを開いた。グリーンカーペットには、フェスティバルミューズとして映画祭を盛り上げる女優の栗山千明さんが登場。さらに都内三大学のミスキャンパスも登場し、はなを添えた。

　上映される映画の出演者として、「オーファーザー」の岡田将生さん、忽那汐里さん、宮川大輔さん、「晴れのち晴れ、ときどき晴れ」の松本利夫（EXILEのMATSU）さん、宮崎香蓮さん、「すべては君に逢えたから」の玉木宏さん、高梨臨さん、木村文乃さんらが続々と登場、早くから待ちわびたファンにサインなどをしながらゆっくりとステージまで歩いた。

　さらに、円谷プロ創設50周年を記念して、人気で選ばれたウルトラ怪獣5体（ゼットン、バルタン星人、メトロン星人、カネゴン、ゴモラ）が登場すると、一段と大きな歓声が上がった。特別招待作品の「映画ドキドキ！プリキュア」からは俳優の谷原章介さん、声優の淵上舞さんらとキャラクターの着ぐるみ5体が登場、手作りのうちわを持つ熱狂的なファンらに迎えられた。

　海外からは、「シチリアの裏通り」の女優エレナ･コッタさん、「ジンクス！！！」の女優ヒョミンさん、「ブリングリング」の監督ソフィア･コッポラさんとフランシス･フォード･コッポラさん、「ルールを曲げろ」のベーナム･ベーザディ監督と女優のネダ･ジェブライーリさんらがカーペットを歩いた。コンペティション部門の審査委員長を務める映画監督のチェン･カイコーさんは同じく審査員を務める女優の寺島しのぶさんらと登場。チェンさんは「これから見る作品の多くは若い監督の作品、その中で我々も夢を見ることができると思う」と上映作品への期待を表現した。

　最後にオープニング作品「キャプテン･フィリップス」のポール･グリーングラス監督と主演のトム・ハンクスさん、クロージング作品の「清須会議」の三谷幸喜監督と主演の役所広司さんが登場、さらに安倍晋三総理大臣が駆けつけ、ハンクスさんと握手、謝辞を述べ、「映画祭の成功を祈っている」と挨拶した。

　映画祭は25日まで開催され、連日アリーナイベントも予定。詳細はホームページで確認できる。