六本木ヒルズ（港区六本木6）のヒルズカフェ／スペースで3月13日から、ロールプレーイングゲーム「サガ」シリーズを通じて、佐賀県の伝統工芸や県産品などを紹介するイベント「ロマンシング 佐賀LOUNGE」が開催される。主催は佐賀県とスクウェア・エニックス（新宿区）。

　佐賀県は、2013年度から県のイメージ向上のため企業やブランド、メディアなどとコラボレーションする「FACTORY SAGA（ファクトリー・サガ）」を展開。ターゲットとなる生活者が愛着や好意をもつ企業などと協働することで、暮らしの中で佐賀県の魅力に触れる接点を作ろうと試みている。スクウェア（現スクウェア・エニックス）は1989年に同シリーズ第1作となる「魔界塔士 サ・ガ」を発売してから、これまでに13作を発表し、全世界累計で約1000万本を出荷している。

　イベントでは、佐賀県の代表的な伝統工芸品である有田焼に同シリーズのイラストレーター小林智美さんが絵付けした有田焼大皿や、同シリーズの原画を転写した有田焼の大皿、古伊万里様式の金襴（きんらん）手を継承する「ベルサイユシリーズ」に同ゲームのキャラクターを融合させたシリーズ、同県の諸富家具が制作した額縁に入れた小林さんの原画などを展示。キャラクター原画と有田焼の手書き文様が融合した中皿や小皿、特別コラボパッケージに入れた同県のご当地B級グルメ「馬郡のミンチ天」などを販売する。

　同シリーズのゲーム画面をデザインしたカフェでは、同シリーズにちなんだメニューを有田焼の器で提供する。メニューは「キャプテン・ホークの海賊風フェデリーニ」（1,300円）、「皇位継承サラダ」（550円）、「さがいちご」を用いたティラミス「シュライク」（650円）など。

　開催時間は11時～20時（13日＝15時～、16日＝15時まで）。入場無料。来場者には「エンペラーズ サガ」のゲーム内で登録すると特製コラボカードがもらえるシリアルナンバー入りのオリジナルカードを進呈する。今月16日まで。