六本木のビアバー「Brewdog Roppongi(ブリュードッグ六本木)」に8月7日から、自社のビールを飲ませ育てた豚「パンクピッグ」を使用したメニューが登場している。
今年3月にオープンした同バーは、英国スコットランドのクラフトビールメーカー直営のバーで、日本で唯一の直営店舗。同社のビールを常時10種(定番6種と限定品4種)とゲストビールとして世界のクラフトビール10種の計20種をたる生ビールで提供。クラフトビール人気も手伝って、開店以来人気を集めている。
「パンクピッグ」を育てたのはブランド豚「有難豚(ありがとん)」を飼育する名取ファーム(宮城県白石市)。同社は2011年の東日本大震災で農場が壊滅的な被害を受け、約2000頭いた親豚も93頭に減少。現在は宮城県北部にある組合豚舎に豚を預け入れながら、農場の再建を目指している。「パンクピッグ」は同社の農場で生まれた「有難豚」の子豚に、仕上げの3カ月間ブリュードッグのビール「パンクIPA」と「デッドポニークラブ」を与えたもの。
同社は「過酷な環境の中でも私たちのために食糧を供給してくださる生産者のサポートと、安心・安全な国産豚肉をお客さまにご提供するため、同プロジェクトを企画した」とコメントする。
メニューは「豚肉本来のうま味を凝縮した最高級の豚肉になった」という豚肉を、スコットランド人シェフがオリジナル料理に仕上げた5種類。順次提供し、なくなり次第終了となる。「パンクピッグ ロインチョップ」(8月7日~)、「パンクピッグドッグ」(同11日~)、「パンクピッグ ベリーカット」(同14日~)、「パンクピッグ ショルダブレードチョップ」(同20日~)、「パンクピッグ テイスティングプレート」(同21日~)。価格はいずれも1,400円。
営業時間は17時~24時(金曜=15時~、土日祝=11時~)。