東京ミッドタウンの「FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)」(港区赤坂9、TEL 03-6271-3350)で11月14日、「蜷川実花写真展」が始まる。
独特の色彩感覚とセンスで若年層を中心に圧倒的な支持を得ている蜷川さん。広告やファッションの分野で活躍し、モデルやアーティストなどを幅広く撮影しながら自身の作品制作も同時進行し、写真家として精力的に作品を発表している。
同展では、国内外の旅先で出合った花々を中心に、風景なども織り交ぜ、大胆な構図と華やかな色彩感覚を持つ蜷川さんの未発表作品のみを展示する。
東京生まれの蜷川さんは、活動開始と同時に毎年写真集を発表し、現在までに80冊近くを出版。2007年の公開された「さくらん」では、長編映画初監督を務め、国内のみならず、「第57回ベルリン国際映画祭」「第31回香港国際映画祭」の正式出品特別招待作品となるなど、国内外で高い評価を得た。2008年11月には、東京オペラシティアートギャラリーから始まり全国の美術館を巡回する大規模な回顧展「蜷川実花展 地上の花、天上の色」を開催し、延べ18万人を動員。ひとつぼ展グランプリ、木村伊兵衛写真賞、大原美術館賞(VOCA展)など数々受賞。2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会理事にも就任している。
開催時間は10時~19時(入館は18時50分まで)。入場無料。12月3日まで。