TOHOシネマズ 六本木ヒルズ(港区六本木6)で11月29日から、フィンランドの新作映画を特集上映する「フィンランド映画祭2014」が開催される。主催はフィンランド・フィルム・ファンデーション。
2009年に恵比寿で初めて開催され、今年で6回目となる同映画祭。六本木での開催は今回が2回目。日本の映画ファンにフィンランド映画を紹介することを目的に、同国で制作された新作映画を上映。今回は、オープニング作品の「劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス」など5作品を上映する。
同作は、日本でも1969年からアニメが放映され根強い人気を持つ「ムーミン」の原作者トーベ・ヤンソンの生誕100周年を記念して、本国で製作された初の長編劇場アニメーション作品。ムーミン谷を抜け出し南の海へとバカンスにやってきたムーミン一家を描いた作品で、来年には一般公開が予定されている(上映=29日13時~)。
「パンク・シンドローム」は知的障がいを持った4人が結成したパンクバンドを追ったドキュメンタリー映画で、昨年の山形ドキュメンタリー映画祭で市民賞を受け、来年には一般公開が予定されている(上映=12月1日18時45分~、12月2日21時~)。「コンクリートナイト」は、同国を代表する監督の一人であるピルヨ・ホンカサロ監督の作品で、今年のフィンランド・アカデミー賞で作品賞・監督賞などを受賞した(上映=29日16時~、30日12時~)。
入場料は1,500円。12月3日まで。「劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス」と「コンクリートナイト」の上映後は監督によるティーチインも予定する。