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六本木でメディア芸術祭受賞作品発表-エンタメ部門大賞は「Ingress」

ビデオレターでコメントするジョン・ハンケさん

ビデオレターでコメントするジョン・ハンケさん

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 国立新美術館(港区六本木7)で11月28日、文化庁メディア芸術祭の受賞作品と功労賞受賞者が発表された。

 同祭は文化庁がアート、アニメ、漫画など優れたメディア芸術作品を顕彰し展示する催しで、今回が18回目。応募作品の中からアート部門、エンターテインメント部門、アニメーション部門、マンガ部門の各部門について大賞、優秀賞、新人賞、審査委員会推薦作品を選ぶ。今年は世界71カ国・地域から3853作品の応募があり、国内からの応募数は2035点と過去最多となった。

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 今年の大賞受賞作は以下の通り。エンターテインメント部門=グーグルズ・ナイアティック・ラボズのスマートフォン向けゲームアプリケーション「Ingress(イングレス)」、アニメーション部門=アンナ・ブダノヴァさんによる短編アニメーション「The Wound(ザ・ウーンド)」、マンガ部門=近藤ようこさんの「五色の舟」(原作=津原泰水さん)。アート部門は該当なし。

 優秀賞はアート部門=五島一浩さんの「これは映画ではないらしい」、坂本龍一さんと真鍋大度さんの「センシング・ストリームズ-不可視、不可聴」など、エンターテインメント部門=下浜臨太郎さん、西村斉輝さん、若岡伸也さんの「のらもじ発見プロジェクト」、APOTROPIAの「Kintugi」など、アニメーション部門=高橋渉さんの「映画クレヨンしんちゃん『ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』」、西久保瑞穂さんの「ジョバンニの島」など、マンガ部門=島本和彦さんの「アオイホノオ」、李昆武さんとフィリップ・オティエさんの「チャイニーズ・ライフ」(訳=野嶋剛さん)など。

 グーグルズ・ナイアティック・ラボズ創業者のジョン・ハンケさんはビデオレターで「アニメやゲーム、ソニーのAIBOなど日本のさまざまな文化から影響を受けてきた。それらと同列に評価されるのは非常に名誉なこと。イングレスはインタラクティブなエンターテインメントの領域を、家の中から現実の世界へと広げるもの。世界の何百万人ものプレーヤーに感謝したい」と話した。審査委員の久保田晃弘さんは「身近なポータルを自分の足で探しに行くというローカリティが世界中で行われていて、リアルタイムで見ることができる。そうした身近な日常生活の再発見であると同時に世界とつながっているということをアプリケーションで伝えてくれる。その、ローカルとグローバルという組み合わせが非常に重要なポイント」と評した。

 受賞作品展は来年2月4日~15日に同館、シネマート六本木(六本木3)、スーパー・デラックス(西麻布3)を会場に開催予定。

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