六本木ヒルズ・アリーナ(港区六本木6)で11月7日・8日、日本の食文化を支える生産者への感謝の気持ちを再発見するイベント「東京ハーヴェスト」が開催される。
2013年にスタートし、2回目の開催となった昨年は2日間で約3万5000人を動員した同イベント。3回目の今年は、同じ日本の食イベントである「ジャパン ハーヴェスト」と連携し、丸の内でも同時開催。「和食ワールドチャレンジ」とも連携を予定し、3つの食イベントが協力して日本の食の魅力を発信する。
クモの巨大わらアートが登場する六本木会場では、2日間限定の畑が出現し、トマトの収穫体験や稲の展示、ミニ耕うん機も登場。都会で産地を体感することができる。マルシェには全17団体が出店し、「涙の出ないタマネギ」「生キャラメルイモ」「フルーツほおずき」など、全国の珍しい食材が並ぶ。全15台のキッチンカーでは「和食ワールドチャレンジ」とコラボレーションしたスペシャルランチボックスや、日本酒、野菜たっぷりのメニューなどが登場する。
TPP(環太平洋経済連携協定)の動きなどを背景に日本の米に注目が集まっていることから、米のオープンサンドとしてあらためて注目されているという「手巻きご飯」を一緒に作るステージや、日本酒の飲み比べができるブース、「ロシア人利き酒師」が外国人に向けて日本酒の魅力を伝えるプレゼンテーション「WIRED Unofficial Japan Guide」など、お米の魅力をさまざまな切り口で体感できるコンテンツを用意する。
さかいゆうさんらが生ライブを開催する「音楽で収穫を祝う」プログラムのほか、くまモンを迎えての「みのりんぴっく」や、日本の「農」を盛り上げる4つのアワードを決定し、生産者の努力と功績をたたえる企画も。会場内をTOKYO HARVEST IRISH BANDが奏でる音楽に合わせて約100人で練り歩く「ハーヴェストパレード」の最後には、9月の大雨により大きな農業被害を受けた茨城県産の米を使った「おにぎり」で乾杯し、生産者への感謝と農業復興へ思いをはせる。
開催時間は11時~19時(8日は18時30分まで)。