東京ミッドタウン・デザインハブ(港区赤坂9)で6月17日、日本のグラフィックデザインの最前線を紹介する「日本のグラフィックデザイン2016」が始まった。企画・運営は日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)。
JAGDAが毎年発行しているデザイン年鑑「Graphic Design in Japan」の2016年版(1万6,200円)の発行を記念して開かれる同展。同年鑑は、応募された約2200点の中から選考した約600作品を、図版や制作目的と共に紹介したもの。
同年鑑では選出に当たって、亀倉雄策賞、JAGDA賞、JAGDA新人賞の各賞も選出。今年は最上位賞に当たる「第18回亀倉雄策賞」には三木健さんの「個展の告知ポスター『APPLE+』」、各カテゴリーで「特に優れたグラフィックデザイン」に授与されるJAGDA賞には、上西祐理さん、宮田裕美詠さん、菊地敦己さん、仲條正義さん、渡邉良重さん、小杉幸一さんら、JAGDA新人賞には上西祐理さん、村上雅士さん、川上恵莉子さんをそれぞれ選出した。
同展では掲載作品の中から雑貨、ポスター、書籍、商品パッケージ、映像、空間デザインなど約300点を各賞に選ばれた作品も含めて展示。亀倉雄策賞の三木さんの作品は、個展のためのポスターで、リンゴのモチーフに錯視を取り入れた3枚組のポスター作品。JAGDA賞とJAGDA新人賞の2賞を獲得した上西さんは、卓球世界大会のテレビ番組ポスター「世界卓球2015」などを展示する。
開催時間は11時~19時。入場無料。8月8日まで。